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トリコモナスの原因を探ることが、症状の改善と治癒に繋がります

トリコモナスは男女ともに自覚症状が乏しく、症状が出ないこともあるのでいつ感染したかわからない人も多いです。トリコモナスの原因はトリコモナス原虫で、性感染症の中でも比較的一般的な疾患になっています。また感染は膣だけではなく子宮頸部・前立腺・下部尿路などにも感染し、男性と比べると女性への症状が強いです。トリコモナス感染症だけではなく他の性感染症と関連があったり、早産・前期破水などの妊娠期への影響も大きくなります。一度感染したら免疫ができ感染しない疾患とは違い、再発を繰り返す症例が少なくないのも特徴です。

再発の経過については原虫が残っているものや、自分の隣接している臓器から自己感染したりパートナーからの感染も見られます。特に感染している人の年齢層は他の性感染症と比べるととても幅広いため、若い人から中高年でも見られる疾患です。また無症状の人は自分がトリコモナス症になっていることを知らないため、パートナーから知らない間に感染していることもあります。基本的には性感染症やそれに類似した行為で感染しますが、性行為の経験がない女性・幼児でも感染するケースがあります。これはタオルや便器・入浴などを介して感染し、公共温泉施設や家庭内感染も起こり得ます。

トリコモナスの弱点は乾燥に弱いことですが、水中ではかなり長時間感染性があるとされています。感染している妊婦から新生児に対して、母子感染することもあり注意が必要です。症状は男性の場合、尿道や陰茎包皮・前立腺・精巣などへ寄生することで、ほとんど自覚症状がないのも特徴になります。無症状でも尿道の分泌物・炎症が感染していない人に比べると、多く見られ感染後の潜伏期間も10日前後です。自覚症状がないとしても、パートナーが感染しているときは本人も感染している可能性が高いので、受診や治療をする必要があります。

治療方法は綿棒で尿や膣分泌物を採取した後、顕微鏡や培養検査を用いて検査をします。泡状で匂いのきつい黄緑色のおりものが特徴ですが、この症状は半数程度の人に起こるだけで、膣が赤みを帯びるのは70%を占めます。トリコモナス原虫が原因でパートナーが感染していると、ピンポン感染を起こすことがあるのでパートナーと同時進行で治療をします。男性は女性と比べるとトリコモナス原虫の検出が困難になりがちで、間違えて陰性と判断されることもあります。治療は男性は飲み薬で女性は膣錠を処方し治療をおこなっていきますが、1週間から10日ほどで治療をすることができます。